CANON-EOS 40D 使用感

 

 
 
デジカメ3代(台)目は、EOS-40D。
(遅ればせながら2008.05.17購入)

 (はじめに)
 写真は、基本的に銀塩で撮り続けて来た為、デジカメは、お手軽デジカメばかり使って来た。
 初代は、FUJI-FinePix-6800Z。ポルシェデザインが光る逸品だ。600万画素のハニカムCCDは、とても綺麗に撮れた。
 2代目も、FUJIを選んだ。FinePix-S9000。900万画素ハニカムCCDのネオ一眼で、これも綺麗に撮れる。

 FUJIは、絵作りが上手い。銀塩写真での画像補正(写りが悪くても、ラボ機で綺麗なプリントを出す)技術が生きているのだろう。


 一方、FUJI以外のデジカメは、借りて撮影する事はあったが、購入するのは初めてだ。
 ここで、CANONを選んだのは、EOS-1NHSのレンズ資産を有効利用したい。それが本音。
 EOS1NHSは、良いカメラだ。使う楽しみが充分にあった。だからレンズも揃って来ていたのです。
 しかし、写真の先輩には、EOS-1DマークIIあたりを持っておられる方が居て、この先輩がFUJIのFinePix-S5proに乗り換えてしまった。
 圧倒的なダイナミックレンジと画像再現は、ワクワクの域を超えるとの話。
 これは衝撃。CANONのLレンズ群全てを、消却予定だそうだ。

 私は、そう簡単に乗り換えられない。
 先輩のレンズ資産売却を、虎視眈々と狙う事にしよう。


 (比較対象)
   CANON EOS-1NHS(銀塩)
   FUJI FinePix S9000(デジタル)


 (結果)
 ※40Dを買っちゃったので、期待と欲目があるが、
☆☆☆☆☆(星5つ)で表現してみよう。
 質感
    これは、1N-HSには敵わない。触った印象では、S9000に近い印象である。しかし、S9000自体もプラ感丸出しだが、良くできている
ため
    、相対的に悪い評価ではない。 EOS-40D 
☆☆☆☆
 ガッチリ感
    これも1N相手では可哀想だが、マグネシウムボディーは安心感がある。滑り止めの貼りパッド質感共に惜しい感じ。
    構えたときの感じは良い。 EOS-40D 
☆☆☆☆
 操作感
    押しボタン類は、押しやすさはあるのだが、イマイチ、グラグラする感じが頂けない。S9000が一番良く、1Nと来て、40D
    もう少しシッカリして欲しいものだ。操作自体は1Nで慣れているせいもあり、問題ない。直感的に使えるレベル。
    全く同一では無いから、探す事は探すのだが、キョロキョロ探し回る事はない。 EOS-40D 
☆☆☆☆
 デザイン
    各ボタンの配置とか、液晶画面に鼻が付いてしまう(鼻油で汚れてしまうbyオヤジ)とか、気になる点があるが、これはデザインと操作上、
    回避できる解が思いつかないので、不問とする。3インチの液晶パネルは見やすい。できれば、もう少し画素の多いパネルが望ましい。
    まあ、現時点では良くできていると評価して。 EOS-40D 
☆☆☆☆
 画質
    FUJIを見ちゃっていると、もう少し期待したい。Lレンズの良さをしっかり生かして欲しい。
    FUJIは、撮った画像をフォトショップで自動補正しようと思っても、殆どが補正が必要の無い感じであったのに対し、
    CANONは、自動補正をデフォルトで考えておく感じに受け止めている。(被写体や条件によるので、一概には言えないが)
    NIKON、CANONは、日本のみならず、世界を代表するカメラメーカー。価格云々も有ると思うが、「写真を撮る」基本的な部分、
    特に「画質」には拘って欲しい。 世の中的には、オーディオしかり写真しかり、拘る購買層が減ってきている気がしている。
    だとすれば、そんなに拘らなくても売れると言う事かも知れない。開発コストを低減しながら上手い販売戦略で、製品を出していきたい
    かも知れない。個人的には、拘り層なので、あえて評価を厳しくしておきます。
    但し、現時点のデジカメ写真では平均以上の画質は確保しているとも思いますので。3つは厳しいか。
    (自分の腕を棚に上げて偉そうに発言しています点、ご容赦下さい)  EOS-40D 
☆☆☆☆

 総合評価

       EOS-40D ☆☆☆☆

    あえて厳しい意見も述べさせて頂きました。これは10万円からするデジカメに対する思いも充分に入っています。
    銀塩カメラと違い、ボディーを長年使い続ける事が難しい製品です。数年で使い捨ての感がどうしても払拭出来ず、その分、
    期待と、思いが強く表れてしまいます。
    それを加えても、現時点でデジタル一眼を買おうと考えると、価格・機能・基本性能等々バランスが良い製品のトップにEOS-40Dは
    来ると確信しています。
    銀塩ではなかなか使えなかった連写性能には、大いに期待しています。これからは銀塩とは違った意味での写真の楽しさを提供して
    くれそうです。よろしく40D!







 
 
メモリーは大切。
(雑誌記事の記録メディアスピードランキングより抜粋) 2008.05現在

 EOS-40Dで使うと、記録が早いもの。(4GBと8GBをテスト)
 (1)メーカー:サンディスク、レキサー・メディア、グリーンハウスの3社が優勢。ちょっと譲って、シリコンパワージャパン。
 (2)具体的には。
   
 4GB  
    ・サンディスク ExtremeIV(SDCFX4-4096-903)
    ・レキサーメディア Professional UDMA(CF4GB-300-810)
    ・グリーンハウス (GH-CF4GTX)
    
8GB   
    ・サンディスク ExtremeIV(SDCFX4-8192-903)
    ・グリーンハウス (GH-CF8GTX)
    ・シリコンパワージャパン(SP008GBCFC300V10) あたりをチョイスするのが良さそう。


 出典:デジタルカメラマガジン2008年5月号(インプレス http://www.impressjapan.jp/)


INDEXへ戻る